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日本語環境の構築(Arch Linux)

システム言語とタイムゾーンの設定

KDE上の言語とタイムゾーンの設定と、システムの設定では違いますが、KDEの設定ではなくシステムの設定を見るアプリもあるためシステムの設定も行います。

Konsole上で、
su
nano /etc/locale.gen
ja_JP.UTF-8の行をアンコメント
locale-gen
localectl set-locale LANG="ja_JP.UTF-8"
でシステム言語が日本語になる。

ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
言語に続いてタイムゾーン設定

再起動すればシステムが日本語になりますが、そのままKDEの設定へ。

キーボードの設定

DEのキーボードは標準ではシステムの設定に従うようになっているので、システムのキーボードを設定すれば起動時に適用されます。

CUIでのキーボード設定
localectl set-keymap jp106

GUIでのキーボード設定
localectl set-x11-keymap jp,us jp106

KDEの日本語設定

GUIパッケージマネージャのapperをインストールしてあるのでapperで日本語パッケージをインストールします。
入れるパッケージは、"kde-l10-ja"です。

スタートメニューのApplications > Settings > Settings SystemでLocaleをクリック。
Country Japan
Languages Japanese
を設定してApply。
再起動(再ログイン)すればKDEが日本語優先表示にりますが、そのまま日本語入力のインストール。

日本語入力をインストール

apperで"mozc"を検索して"fcitx-mozc"をインストール。
UbuntuでもおなじみのGoogle製IMだが、他に、"fcitx"で検索して、
"kcm-fcitx","fcitx-gtk2","fcitx-gtk3","fcitx-qt4","fcitx-qt5"
も入れる。
kcm-fcitxはKDE用のfcitx設定ツール。パネルとかからfcitxを設定するのに必要。
gtkアプリとか、別々にfcitx入れないとダメなようで、gtkとqtのやつ別々に入れる。
再起動(再ログイン)するとパネルのシステムトレイにfcitxが表示される。

Konsoleで、
nano .xprofile
して、ホームディレクトリの.xprofile(存在しない)を編集。
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
内容は3行。
これでfcitxが標準IMになる。
設定しないとXIMが標準になっているので、IMを変更できるアプリ以外では日本語入力できない。
この作業はユーザー設定なのでsuしている場合はexitでユーザー権限に戻るかKonsoleを再起動してから作業です。

システムトレイのfcitx(キーボードアイコン)を右クリックして、"設定"をクリック。
入力メソッド > 入力メソッド選択 で "Mozc" を右に入れて、"適用"
でMozcが利用可能になる。
Mozcは2番目に置いて1番目は"キーボード - 日本語"にすれば初期状態で日本語キーボードでの半角入力でモード切り替えで日本語入力になる。
入力モードの切り替えは初期状態で「Ctrl+Space」なので、
全般の設定 > ホットキー > 入力メソッドのオンオフ を確認する。
左側が「Ctrl+Space」だが、右側が"Zenkaku Hankaku" になっていなかったら、クリックして「半角/全角」キーを押して設定して、"適用"
これで半角/全角キーでモード変更できるようになる。


再起動すれば日本語環境の完成です。
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