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USBメモリにインストール

着脱可能なUSBメモリへのインストールなら母艦上でインストールしちゃえばいいのでインストールディスクは使わずにインストールで説明します。
Xfce環境を構築するのに4GBのUSBメモリでは厳しいです。8GBでも使ってると余裕はなくなると思います。

$ sudo pacman -S arch-install-scripts
arch-install-scriptsをインストールするとgenfstabやarch-chrootなどのインストール用のコマンドが使えるようになります。
母艦上でインストールする場合はパーティションの編集やフォーマットの対象デバイスを絶対に間違えないように。

パーティション構成
/のファイルシステムはフラッシュメモリに適したF2FSがいいと思いますが、F2FSにはGRUBをインストールできないので/bootを分ける必要があります。
/bootはext2が適していると思います。(ext3はジャーナリングとかあるので)
また、第1パーティションがFATになっていればUSBメモリとしても利用できるので小容量でもFATな第1パーティションを作っておくと便利だと思います。
rootfsをF2FSにした場合の問題点ですが、GRUBでUUIDを指定してマウントできません。
なのでストレージデバイスの構成が変わった場合にブートできなくなる可能性があります。
それが問題になる場合はF2FSをヤメてext2等にするのが良いと思います。
8GBのUSBメモリの場合、
1 FAT32 500MB (USBメモリ領域)
2 ext2 150MB (/boot) 
3 F2FS 残り全部 (/)
くらいが良いと思います。
FATのパーティションはパーティションタイプが適切に設定しないとUSBメモリとして利用できないデバイスがあると思います。

フォーマット
$ sudo mkfs.vfat -F 32 /dev/sdf1
$ sudo mkfs.ext2 /dev/sdf2
$ sudo mkfs.f2fs /dev/sdf3
sdfとしていますが、USBメモリのデバイスを確認してください。

マウント
$ mkdir mnt
$ sudo mount /dev/sdf3 mnt
$ sudo mkdir mnt/boot
$ sudo mount /dev/sdf2 mnt/boot
/と/bootをマウント。

ベースシステムのインストール
$ sudo pacstrap mnt base

fstabの作成
$ su
# genfstab -U mnt >> mnt/etc/fstab
出力をリダイレクトするのでsudoだとダメ。

chroot
$ sudo arch-chroot mnt

# f2fs-tools
F2FSをfsckするのに必要。

GRUBのインストール
# pacman -S grub
# grub-install --force --boot-directory=/boot /dev/sdf
/と/bootのパーティションが別れているので--boot-directory=/bootと指定する必要があります。
--forceを指定しないとインストールできないと思われます。

initramfsの作成
# nano /etc/mkinitcpio.conf
~
HOOKS=(base udev block autodetect modconf block filesystems keyboard fsck)
USBメモリは初期化が遅くマウントに失敗するので/etc/mkinitcpio.confのHOOKSの箇所のudevの後ろにblockを追加する必要があります。
# mkinitcpio -p linux

GRUBの設定
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
mkinitcpioを作成した後にgrub-mkconfigする必要があります。
rootfsがF2FSだとGRUBがUUIDでマウントできないので/boot/grub/grub.cfgには/dev/sdf3の様にデバイス名で作成されると思われますが、デバイス名を/dev/sda3の様に適切なものに変更する必要があります。
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