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ベースシステムのインストール(Arch Linux)
Arch Linuxのインストールisoを用意してCDから起動すると、パスワード無しでrootログインとなります。
日本語キーボードにする
# loadkeys jp106
初期状態でキーボード配列が英語なので、日本語配列のキーボードを利用していると記号類が入力できません。
loadkeysコマンドでjp106を指定すると日本語配列になります。
有線(DHCP)環境の場合はインストールCDから起動したら自動的にネットワークが利用可能になっています。
無線LANを利用している場合、wifi-menuコマンドを利用するとアクセスポイントがスキャンされ、選択してパスワードを入力すれば利用可能になります。
# wifi-menu
アクセスポイントがステルスモードだとスキャンできないのでステルスの場合は一時的に解除するといいと思います。
ネットワークの確認がしたければ、
# ping google.com
の様にpingコマンドで。オプション無しでpingコマンドを使用した場合自動終了しないのでCtrl+Cで終了します。
パーティションとファイルシステムの作成
インストールする領域をマウント
# mount /dev/sda /mnt
/bootを分けた場合は、
# mkdir /mnt/boot
# mount /dev/sda1 /mnt/boot
の様にbootもmountです。
日本のミラーに変更
初期状態で適切なミラーが優先されるようになっているはずですが、不適切なミラーが優先されているとインストールに時間がかかってしまうので、
/etc/pacman.d/mirrorlistを確認してJapanのミラーが最上位にあるか確認。
# nano /mnt/etc/pacman.d/mirrorlist
遠距離のサーバーが最上位にある場合は、Japanの箇所を探してカットして先頭にペーストです。
nanoは下にショートカットキーの一覧が表示されるのでCUIテキストエディタの中では使いやすいが、
Ctrl+Kでカット、Ctrl+Uでペースト。Ctrl+Xで終了で、変更している場合は保存確認が出るのでYでEnterすると保存して終了となります。
ベースシステムをインストール
# pacstrap /mnt base
これでベースシステムのパッケージがダウンロードされて/mntにインストールされる。
fstabの作成
# genfstab -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
これでfstabが自動的に作られる。
インストールしたシステムにchroot
# arch-chroot /mnt
これでCDのLinux環境からインストールしたシステムに移動します。
GRUBのインストールと設定
# pacman -S grub
# grub-install /dev/sda
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
pacmanでgrubパッケージをインストールして、grubのコマンドで/dev/sdaに入れる。
無線LAN環境の場合、ネットワークを利用するのにwifi-menuを利用したと思うが、
wifi-menuはGUIと変わらない簡単さでCUIで無線LANが利用できるが、dialogパッケージの追加インストールが必要。
# pacman -S dialog
でパッケージを入れておくと再起動後も同じように簡単にネットワークが利用できる。
新しいシステムにはまだネットワーク設定を行っていないので、無線の場合は入れておくといいと思います。
ハードディスクから再起動して
次の手順に移ります。